年の瀬の有馬記念まであと1週間。
今年の競馬もゴールがすぐそこまでやってきました。
今年の有馬記念といえば、
ドウデュースの秋古馬3冠達成なるか!
というビッグテーマがあるわけですが…
ふと、ドウデュースの血統表を見てみると、、、
父 ハーツクライ
うんうん、知ってる。
母 ダストアンドダイヤモンズ
ああ、お母さんね。最近セリでも産駒が高額で売られてるよね。
母父 Vindication
…
…
…って誰やねん
と思った方も少なくはないでしょう。
実際のところ、私も競馬歴は20年ほどになりますが存じ上げませんでした。
Vindicationってどんな馬?
Vindicationについて簡単に触れておくと
日本語読みは、ヴィンディケーション
2000年生まれ、生涯成績は4戦4勝
主な勝鞍は2002年のブリーダーズカップジュヴェナイル(米G1、D1800m)です。
BCジュベナイルは日本でいう朝日杯FSにあたる2歳牡馬チャンピオン決定戦です。
2歳王者となりクラシック有力候補となりますが、3歳春の故障で現役復帰がかなわず、
翌2004年から種牡馬入りしています。
同級生となる2000年生まれの日本馬は、
ネオユニヴァース、ゼンノロブロイ、エイシンチャンプ、ブルーコンコルド
スティルインラブ、アドマイヤグルーヴ、ピースオブワールド
このあたりになるんですね。そう思うとけっこう昔の馬だなぁ…
種牡馬Vindication
種牡馬入り後は年間100頭前後の種付けをこなしていたようですが、
2008年7月に胃破裂により安楽殺処分となってしまいました。
残した産駒は5世代のみですが、その中からドウデュースの母ダストアンドダイヤモンズを含む
4頭の重賞勝ち馬を輩出しています。
また母父としても11頭の重賞勝ち馬を輩出しており、うち6頭はG1勝利も挙げています。
血統を知ると競馬の奥深さを味わえる
このように知ってる馬の知らない部分を少し深堀するだけで
こんなにも競馬の世界は広がります。
Vindicationの父Seattle Slew(シアトルスルー)はアメリカ3冠馬で…
ドウデュースの父ハーツクライは有馬記念でディープインパクトを倒してて…
ハーツクライの父サンデーサイレンスはアメリカ2冠馬で…
さらにそれぞれの種牡馬成績は…
なんて言ってたらこれだけで日が暮れるほどの話ができてしまいます。
競馬好きの飲み会なら、ドウデュースの血統だけで一晩を明かせるくらいに奥が深いのです。
そんな奥深い血統の世界へ、
競馬を始めたての人でも、
少しずつ引きずり込んでいきます。
ご期待を。
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